「仕事は楽しいかね? 」読了。大切なのは日々の変化とチャレンジ?

先日Kindleオーナーライブラリーで毎月1冊無料を初体験で書きました、1冊目のKindleオーナーライブラリー取得書籍「仕事は楽しいかね?」を読み終わりました。

単行本だと181ページとそれなりのボリュームがあるようですが、仕事に行き詰まりを感じている主人公が雪で閉鎖された空港で偶然出会った実業家の老人と対話するという会話形式で書かれていますので、スイスイと読み進めることができました。

遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る

おそらく分類的には自己啓発書に入る本ですが、書いてあることはかなり型破りです。

一般的な自己啓発書では成功を勝ち取るためには

  • 目標を明確にしろ
  • ビジョンを持て

そしてそれを達成するために

  • ターゲットを分析して計画を立てろ
  • 目標を実現する行動を具体化して着実に実行せよ

というようなことが語られることが多いです。

しかし本書で老人が語ることは、例えばこんな感じです。

これは僕の大好きな言葉の一つなんだ。〝遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る〟

またうまくいかない人については以下のようにも言っています。

問題は、才能のあるなしでもなければ、 勤勉かどうかってことでもない。 コイン投げの達人じゃないってことなんだ。

要は成功に必要なのは明確な目標でも緻密な計画でもなく、常に新しいことを試し続けることだというわけです。そして、今すぐそれを始めろと言います。

〝適切な時〟とか〝完璧な機会〟なんてものはないということ。 これは〈この場で〉〈ただちに〉始めるということだ。

更に既に成功の域に達した人についても、高名な音楽家の言葉を引用してこんなことを言っています。

完璧とは、ダメになる過程の第一段階〟ってことだ

常に新しいことに挑戦し続け、変わり続けなければ成功を維持することもできないというわけです。

プランかノープランか

一般的な自己啓発書が勧めることがPDCAサイクルにちなんでプラン&DOだとすると、本書で言っているのはノープラン&DOと言えそうです。

壮大な目標や計画など無くてもいいから、とにかく日々自分の仕事を見つめ直して変化していけと。

ただノープランと書きましたが闇雲に突っ走るのでは無く、常に現状を認識してその改善にチャレンジしていくということです。

そのために3つのリストを作成する手法についても書かれています。

どっちが自分に向いているか?

一般的な自己啓発書のプラン&DOと対比して本書の内容をノープラン&DOと書きましたが、対極に位置するようなこれら2つは、おそらくどちらかが一方的にが正しいというものではありません。

どちらを選んでも、成功する人も失敗する人もいるでしょう。要はその人にどちらのほうが向いているか、ということだと思います。

自分について考えてみると、長期的な計画を立てるのが苦手な私の場合は本書のアプローチが向いている気がします。少なくとも目標が見出せずに日々惰性で過ごしているよりは、日々新しいことにチャレンジしている方が成功に近づく可能性は高いでしょう。

たまたま入ったAmazonプライムKindleオーナーライブラリーは、毎月1冊新しい本に巡り会う機会を与えてくれました。

そしてたまたま1冊目に手にした本書は、日々の変化やチャレンジを勧めていました。

更に使ってみて初めてわかったプライム・ビデオとPrime Musicのメリットで書きましたプライム・ビデオPrime Musicも、新しい映像や音楽との出会いを与えてくれそうです。

これらすべては偶然ですが、何かの巡り合わせのような気もします。偶然手にしたこれらのツールも活用しつつ、日々変化のある生活を目指してみたいと思います。

とりあえず来月はこの「仕事は楽しいかね?」の続編を、またKindleオーナーライブラリーで読む予定です。

最後に老人が主人公に巻末で贈った言葉を引用して終わりにします。

きみが〝試すこと〟に喜びを見い出してくれるといいな。 「アイデアをいっぱい持つこと。ありとあらゆることをやってみること。明日は今日とは違う自分になること。そして朝を待ち焦がれる、幸せなサムライの一人になってくれ」

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