今までにも使ってみてわかったAndroid版とiOS版 LINE Outの違いなどで何度かご紹介してきましたLINEの格安通話サービスLINE Outですが、また新しいサービスが追加されたようです。
それが国内外を問わず、固定電話とも携帯電話とも無料で通話できるという「LINE Out Free」です。
無料で固定電話や携帯電話と通話!「LINE Out Free」が登場 : LINE公式ブログ
LINE Out Freeとは
元々LINE Outは通常の携帯電話の通話料金と比べると、かなり格安なサービスでした。
しかしすべての国内通話が0円になったViberをインストールしてみたで書きましたように、楽天配下のViberが期間未定のトライアルという形ながら固定電話・携帯電話とも10分まで通話無料という施策を打ち出したこともあり、最近はやや陰が薄い印象となっていました。
そこで打ち出してきたのが今回の「LINE Out Free」と思われますが、特徴は以下のようになっています。
- 通話前に20〜30秒程度の動画広告(15秒以降スキップ可能)を見ることで無料通話可能
- 無料通話可能な時間は固定電話で3分、携帯電話で1分まで
- 通話先の国がLINE Out Freeに対応していれば、海外とも無料通話可能
- 無料通話が使えるのは1日5回まで
国内外対応で固定電話とも携帯電話とも無料通話可能ということだけ聞くとすごいサービスに聞こえますが、具体的なところを見ると色々制限がありますね。
使い方
使い方は今までのLINE Outとほとんど変わりませんが、LINE Out画面に行くと上部のボタンで「LINE Out Free」を使うか、有料のLINE Outを使うか選ぶことができるようになっています。
ここで「LINE Out Free」を選んで発信操作を行うと、動画広告の再生画面が出てきてそれを視聴した後に発信が始まります。
使用上の注意点
再生される動画広告は解像度低めですのでそれほどデータ容量は食わないと思われますが、その通信費は自腹になりますのでデータ容量が少ないプランや従量制プランを使っている人は注意が必要でしょう。
また、通話可能時間が固定電話で3分、携帯電話で1分までと短めなのも注意しておく必要があります(通話終了20秒前に「ピー」という音が鳴り、時間が来ると通話が切れるそうです)。
この点で10分まで使えるViberに比べると、やや使い勝手が劣ります。特に携帯電話の1分は使える場面が限られるでしょう。
10分あれば大抵の用は済ませられますので、できればこのくらいまで時間を引き延ばすか、せめて無料時間終了後は有料通話に引き継げる機能を入れて欲しいところです。
LINE OutはViberに比べると通話品質が安定している印象がありますので、ここはもう一踏ん張り頑張って欲しいものです。