先日から母親の楽天モバイルの支払い方法決定などで書いていました母親の携帯の楽天モバイルへの移行の件ですが、とうとうドコモからMNPして楽天モバイルへの切り替えが完了しました。
母親からの質問が止まらない
これで母親はもう携帯通信については楽天モバイルのスマホRakuten Handを使うしかなくなりました。
まあ最初は多少戸惑うものの、そのうち慣れるだろうと高をくくっていたのですが、切り替えから約2週間が経った現在でも、母親からの質問が止まりません。しょっちゅう「こんな画面がでたのだけど、どうすればいい?」というようなことを聞いてきます。
今のところスマホの用途は電話が主ですので、発信のし方と着信の取り方は最初に一通り説明しました。
またスマホ操作に関する一般論として
- よくわからない状況になったときはホームボタンを押す
- よくわからないメッセージや画面が出て取り消したいときは戻るボタンを押す
- 出てきたウィンドウを閉じたいときは隅っこにある×ボタンや「OK」あるいは「キャンセル」などのボタンを押す
- 操作に迷ったときは画面のメッセージをよく読む(そうすれば大抵何をしてほしいかが書いてある)。
なんてことは何度となく教えています。
それでも毎日のようになにか質問が飛んできます。ひどい時には私が外出時に電話で聞いてくることもあって、そのくせ「画面にどういうメッセージが出ていたの?」などと聞いてもそれもよく把握できていません。
これらの状況を見ていますと、使っているうちに慣れるだろうという当初の予想は甘すぎたのかもしれません。もちろん徐々に学習している兆候は見られますが、その歩みが異常に遅いのです。
そういえば父親にパソコン操作を教えていた時も、ワープロなどの特定操作はかろうじて覚えるものの、そこから少し外れた応用的な操作はどれだけ経ってもほとんどできませんでした。
その点、子供などは同じ初心者でも恐ろしい速さで学習していくのでしょうが、老人の場合は自分が今まで経験してきたものから大きく外れた概念は、なかなか頭に入っていかないのかもしれません。
もちろん老人でもスマホを使いこなしている方はたくさんいますので、個人差もあるのでしょうが。
自分もいつか通る道か
とまあ今は上から目線で老人を論じていても、自分もあと2年もすれば60歳。そこまでいけばもう立派な老人の仲間入りです。
両親の老後の様子をみていると、自分もいずれ世間の流れについていけなくなる時がくるのかもしれません。
いや最近は動画や読書などの受動的な趣味以外への興味がかなり減退していますし、昔なら嬉々としてやっていました開発言語やプログラミング技術の学習なんてことも最近はほとんどやる気が起きません。
これらを見ますと、実はもう自分も世間の流行や先端技術から取り残され始めているのかもしれません。
まあそれでも残された興味の範囲内で穏やかに暮らしていけるなら、それはそれで幸せなことなのかもしれませんが、子供のいない自分の場合は極力流れに取り残されないようにしないと先々が厳しそうではあります。
老人の場合は、興味がある、昔からやっていたの2点がなければスマホは覚えられないと感じます。私も義父母に教えることがあるのですが1年ぐらい経っても毎回同じことでわからないと聞いてきます。
老化ってそういうもんだと感じますね。
私は50歳ですがその兆候はあってもう新しいものはよくわからないし、手を付ける気力もなくなっています。