生命保険のリストラ

先日ご紹介しました「全面改訂 超簡単 お金の運用術」で、山崎元さんは生命保険を「損な賭け」と切って捨てています。

山崎さん曰く、

民間の保険会社が提供する生命保険商品のほとんどは、加入しないほうがいい代物だ。生命保険は不要だ、とまず考えよう。老若は関係ない。

だそうです。入る必要があるとしたら、いざというときに頼る親・親戚もいない若い貧乏夫婦に子供ができた場合くらい、とのこと。

現状では私も山崎さんの意見に同感ですが、実は最初からその通りにできていたわけではありません。今日は、自分の生命保険のリストラの経過について書いてみたいと思います。

定期保険特約の解約

最初に生命保険に入ったのは就職後間もなくで、会社に出入りの生保レディに勧められるまま、終身死亡保険500万円+定期保険特約で死亡保障3,000万円という代物でした。

保険料が最初から月約1万4千円で、更新のたび40代で月約3万円、50代になると実に月約6万円を支払うという、今から考えるととんでもなく高スペックな保険です。

そして最初の転職の時、まだ結婚の気配もなく、またそれなりに貯金も貯まっていましたので、さすがにこの3,000万円の死亡保障は過剰だとやっと気が付きました。

そこで定期特約の部分だけ解約したところ、保険料が月約5,000円に激減したのでした。今まで掛け捨ての過剰な保険に大金を払っていことに気がつきましたが、後の祭りです。

医療保険特約の解約

最初の保険には、入院5日目から日額3000円という、実に中途半端な医療保険特約も付いていました。

山崎さんによると、健康保険の「高額療養費制度」があるので、ある月に手術と入院で100万円かかったとしても、保険診療であれば9万円以上の自己負担は必要ないとのこと。

というわけで、これはつい最近になりますが、今回の退職を期に支出を極力抑えるため、この医療保険特約についても解約しました。これにより、保険料は更に月約4,000円に減りました。

不安があるとすれば、保険が効かない先進医療が必要になった場合くらいでしょうか。可能性は低いですが万一そのような状況になった場合には、とりあえず先々の生活費を取り崩してでも乗り切り、うまく命を拾えたらそこから先死んだ気で働いて取り返せばいいか、というくらいに考えています。

支払った代償は大きかった

そして現状、最後に残ったのが終身死亡保険500万円です。これをどうするか、ということについてはまた次回、書きたいと思います。

それにしても、今までに支払った保険料を振り返ってみると、最初から現状程度の保険にしていれば、高級車が買えるくらいのお金は十分節約できていたはずです(それでも途中で見直したので、そのくらいで済んでいるのですが)。

現状高い生命保険料を払い続けている方、その保険はあなたにとって本当に必要ですか?ぜひ一度、考えてみてください。

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