私は普段から便秘気味なのですが、実家に帰省したときは環境が変わるせいか症状がひどくなる場合が多いです。
特に正月の帰省では餅が主食になってご飯や野菜による食物繊維の摂取量が減りますので、なおさら悪化しがちです。
マグラックス錠 服用
そんな感じで今回の帰省でもモヤモヤしたお腹を抱えて何度もトイレに通っているうちに、母親がそれを目ざとく見つけて病院で大量にもらったという薬を出して来てくれました。
こちらのマグラックス錠です。俗にいう酸化マグネシウム錠と呼ばれる、古くから使われている便秘薬のようですね(最近酸化マグネシウム錠「ヨシダ」という名前に改名したらしいですが)。
腸内に水分を集めて便を軟化させ、自然な感じのお通じを促すのが効用だとか。
腸を直接刺激する刺激性の便秘薬と違って習慣性が少なく、長く飲み続けても効きめが落ちにくいということですので、試しに飲んでみることにしました。
飲み方は500mgのこの錠剤の場合、三食の毎食後に1錠ずつ飲むのが大人の標準的な飲み方のようです。それでは効きすぎる人は朝夕の食後、もっと減らす場合は就寝前の1回でよい場合もあるとか。
私はかなり滞っていたので毎食後でいってみました。一緒に水を大量に飲んだ方が良いらしいので、毎回コップ1杯の水で飲み干します。
ただし牛乳と一緒に飲んでしまうと高カルシウム血症になる可能性があるそうですので、その点だけは要注意ですね。
効果のほどは
即効性のある薬ではありませんが、私の場合は飲み始めた翌日から徐々に効果が現れ始めました。それでも最初は便通が不規則でしたが、そのうちに安定するようになりました。
ただし、最後は薬がやや効きすぎたようで少し下痢気味になったりしましたので、私の場合は朝夕2回の服用くらいがちょうどよさそうでした。
老人の薬漬け医療を垣間見た
私がもらったのはパッケージ1つだけでしたが、それでも上記の写真のシートが8つほど入っていました。毎食後に飲んだとしても1ヶ月近く保つ量です。
母親はまだ別のパッケージをいくつも持っているようでしたので、かなり大量に処方されているようです。
本人が希望してそれだけもらったのか医者がそれだけ処方したのかよくわかりませんが、ちょっと過剰な薬の出し方のようにも思われます。
今回はそれのおかげで助かったわけですが、老人の薬漬け医療の実態を垣間見たようでちょっと複雑な心境になりました。